金沢市上涌波地域(野外調査実習,その1)

2009年5月11日(月) 担当:塚脇真二


 新4年生の最初のフィ−ルド実習として例年どおり上涌波へ出かけた.研究室での簡単なミーティングと歩測のあと,午後1時半に角間キャンパスを出発し上涌波に到着.ここから南へのびる林道沿いに車をとめて林道の入り口まで徒歩で引き返した.


 ここには大桑層下部の暗灰色砂質泥岩が露出する.この大きな露頭でルートの設定方法や地層の見方などをまず説明する.

 つづいて次の露頭をもとめて林道を南へ歩く.


 最初の露頭では上のほうにみえていた細粒砂岩の薄層がここでは目の高さにくる.

 その上下には暗灰色の砂質泥岩あるいは泥質砂岩.大桑層下部の典型的な岩相だ.


 挟在する細粒砂岩.厚さは20センチほど.上下の泥質岩と比べてやわらかい.

 砂質泥岩と細粒砂岩との層理面でクリノメーターを使っての走向傾斜の測定練習.


 細粒砂岩の1mほど上位にある泥質砂岩と砂質泥岩との境界までで今日の実習は終了.


 午後5時に総合教育棟の研究室に到着.解散.

今日のルート


  • Camera: Casio G.Bros GV-20
  • Lens: Casio Lens 4.6mm f.2.8