金沢市上涌波地域(野外調査実習,その3)
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2009年5月18日(月) 担当:塚脇真二
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3回目のフィ−ルド実習も上涌波.午後1時に角間キャンパスを出発.前回最後の露頭から今日の実習を開始した.下位の粗粒凝灰岩と上位の泥質砂岩との境界が柱状図の開始層準となる.
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公用車をとめたあたりからしばらくは青灰色の泥質岩が連続する.緑色の泥質岩の礫がときおり含まれる. |
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小さな沢の入り口では二手に分かれて声をかけあいながらの調査.
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この沢を越えても青灰色の砂質泥岩がまだ続く.それにしてもいい天気だ.昨日までの荒れた天候がうそのように晴れた. |
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林道沿いに露頭がさらに続いている.頭上にも露頭らしきものがみえる.
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学生たちは林道を行きつ戻りつしながら実習を続ける. |
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林道の途中でおおきな岩相の変化があった.2枚目の凝灰岩だ.基底部には白色極細粒の薄層凝灰岩があり,その直上に厚さ30センチほどの粗粒凝灰岩が位置する.この薄層凝灰岩は先火砕流降下火山灰だろう.ここでの走向傾斜はN67Eの10Nだった.
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粗粒凝灰岩の上位には灰白色の泥質凝灰岩がある.この凝灰岩は緻密で硬い. |
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林道をさらに歩くとこの泥質凝灰岩が青灰色泥質砂岩へ徐々に移行するのが確認できる.泥質砂岩には直径数ミリの白色軽石が卓越する層準もある.
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沢の入り口をこえたところで岩相がまたおおきく変化した.ここに露出するのは青灰色の含礫中粒砂岩.砂粒子の淘汰はきわめて悪い. |
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この砂岩には礫とともに貝化石も含まれる.ここで今日の実習終了.
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午後4時半に総合教育棟に到着.解散. |
今日のルート
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