金沢市南東部俵地域(大桑層)
1999年1月3日 担当:西下知彦

 新年早々の巡検.「あけましておめでとうございます」で始まった.そしてすぐに西下が担当する金沢市南部俵地域の一河川沿いを歩く.雪はそれほど積もっていないがとても寒い.それに加えて沢の中はとても暗くて露頭がよく見えなかった.


 沢をかなり歩いたところで大桑層と卯辰山層を発見する.大桑層は青灰色の細粒砂岩から構成されている.一方,卯辰山層には円礫岩が発達する.両層はどうやら指交関係にあるようだ.

 大桑層の青灰色細粒砂岩には貝化石密集層が挟在する.ほかに円礫の密集層が見つかった.

 大桑層は沢をつめるにつれて徐々に傾斜を増すようになる.

 帰り道.西下が脚をひきずりながらも案内役を全うした.

 これほど寒々としたフィ−ルド光景も珍しい.陽光に枯れ木が映える.

  • Camera: Konica Manbow
  • Lens: Konica Lens 35mm f.4
  • Film: Fuji Neopan 400 Presto
  • Developer: Kodak D-23
  • Scanner: Epson FS-1200WINS