金沢市北部〜津幡町南部地域(担当:小島 淳・鈴木 聡・藤田洋平)
2001年11月20日(火) その1:金沢市北部鳴瀬元町〜梅田町(小島 淳)

 11月17日土曜日の出直し巡検.陰地がいないせいかいい天気だ.3人のフィ−ルドを南側から見て回ることにした.まずは小島のフィ−ルドから.最初の露頭は鳴瀬元町から北陸自動車道を越えたあたり.前回,雨に降られて退散したところになる.林道沿いに歩いていくと脆弱な白色細粒の凝灰岩が道路の角に露出していた.


 そこからさらに50mほど進んだところに脆弱で軽石混じりの白色凝灰岩の露頭がある.両者の層位関係はまったくわからない.両凝灰岩の上下には泥質岩があるようだ.

 続いて岩瀬町の民家が建ち並ぶあたりの道路沿いの露頭.暗灰色の泥質岩中に白色細粒の凝灰岩が挟在する.霜降は10cm程度だろう.この凝灰岩の上下には石灰質と思えるノジュールがある.

 3番目の露頭は梅田町から林道を上ったところにあった.比較的大きな崖には北東に20度ほど傾斜した泥質岩が露出している.小規模な正断層が露頭一面に発達する.

 4番目の露頭へと移動する途中の林道からは,河北潟や加賀平野,そして日本海がよく見える.

 4番目の露頭は道路沿いにある植木の苗床のそば.白色細粒で脆弱な凝灰岩が北西に傾斜している.

 その下位には直径1cm以下の白色あるいは黄白色軽石を含む粗粒凝灰岩がある.

 4番目の露頭から私道を下ったところに5番目の露頭があった.ここにも白色細粒で脆弱な凝灰岩がある.おそらく4番目のものと同じだろう.

 美しい紅葉を汚す迷惑野郎がいる.

 続いてすぐ北側となる鈴木のフィ−ルドへ行った.

  • Camera: Konica 現場監督WB
  • Lens: Konica lens 35mm f.3.5
  • Film: Fujifilm Super 400
  • Scanner: Epson FS-1200WINS