淡青丸KT00-14次航海
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(日本海南西縁部:対馬周辺および島根沖)
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(2000年9月25日〜10月2日:その5)
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10月1日(島根沖測線柱状採泥)
早朝6時からピストン式柱状採泥器を組み立てる.採泥パイプ長6mの離合社製インナーチューブ型.1988年からお世話になっているものだ.1時間もかからずに組み立て完了.完成した採泥器をみるといつものことながら採泥への期待と不安とで緊張感が高まってくる.御神酒代わりにウイスキーの水割りをかけておいた.
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本航海最初の採泥となる測点P1(水深1,089m)では5m以上の試料がとれた.フリーフォールを長めにとっていたため採泥器のウエイトまで堆積物中に没していたが,表層部も確実にとることができたようだ.しかし,神谷氏からの要望で実施した陸棚上の測点P2(水深156m)では,海底の浅いところに半固結の泥質堆積岩があったためピストンの陰圧でインナーチューブが大きく凹んでしまった.それでもチューブの中には1mほどの半固結泥質堆積岩と50pほどの堆積物とが入っていた. |
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採泥作業の終了とともに試料の整理や機材の片づけにとりかかる.低気圧はどこかへいってしまったらしい.本航海最後の夕日がとても美しい. |
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夕日に干しイカが照らされていた.この晩は甲板のみなさんとイカやシイラを肴に午前2時半までのんでしまった. |
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10月2日(下関帰港)
朝食のあと,午前8時半に下関港に帰港する.淡青丸はまっすぐドックに入っていった.淡青丸の日本海航海はそのほとんどが下関で終わる.遠くにみえるのは下関タワー.
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