土木建設工学科講義「地質学概論」の記録(1)
2005年度後期(10月18日:金沢市大桑町の犀川河床)

 第一回目の講義は昨年度と同じく犀川で実施した.駐車場で学生たちに今回の課題「犀川に不整合を探せ!」を配布し,それにしたがって行動するように指示する.犀川の水量は今年も少ない.大桑かいがら橋付近の大桑層をまずみてもらい,それから上流の犀川層分布地へ案内する.そしてここから自由行動にした.


 中新統犀川層の典型的な岩相.学生たちは河原一面に散らばって観察を始める.

 水が少ないおかげで河床は一面の好露頭になっていた.

 学生たちはだんだんと不整合のあるあたりにだんだんと集まってきた.

 不整合面で滑って川に落ちる学生がいる.

 不整合面らしきところを思いっきり掘り始める学生もいる.

 犀川層や大桑層下部の岩相を比較しながら掘り進める.

 そして「ここが不整合」と判断したところで露頭のスケッチをとり記載をして実習終了.「次回はもっとアグレッシブにやりたい」という意見がよせられた.右の画像は不整合面直上で観察される基底礫.

  • Camera: Pentax Optio S4
  • Lense: SMC Pentax Zoom 5.8-17.4mm f.2.6-4.8