土木建設工学科講義「地質学概論」の記録(2)
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2005年度後期(10月25日:金沢市上辰巳の犀川)
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「もっとアグレッシブに!」という一部学生の期待に応えて2回目の野外実習を上辰巳の犀川で実施した.午前9時に川沿いの駐車場に集合.「日本海最古の地層」を今日のテーマに資料を配付する.そして簡単な説明と注意とを加えたあと,4つのグループに分かれて実習に取りかかってもらった.4年の長屋・坂井とともにひとつのグループをつれて上流へまず向かう. |
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いつもどおりの崖のつたい歩きで最初の露頭へ到着する.早く着いた学生たちには長屋が地層の説明をしてくれる. | ||
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学生たちがあとから続々とやってくる.カーキ色のおそろいにつなぎはまるで自衛隊の演習のようだ. | ||
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狭い露頭が学生たちでほとんどふさがってしまった. | ||
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各自で露頭のスケッチをとり地層の観察をやってもらう.この露頭での説明は長屋にまかせて坂井と川を渉って下流へ向かった. | ||
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犀川の水が先週と同じでとても少ない.渡渉は楽だ.露頭いっぱいに広がる学生たちが対岸に見える. | ||
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学生たちの一部が次の露頭への移動を開始する. | ||
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水しぶきをあげながら川を渉ってきた. | ||
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残りの連中は露頭にまだ居残っていた.彼らを残して下流へ向かう. | ||
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次の観察露頭は河床の凝灰質砂岩に発達する正断層群. | ||
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ここに坂井と学生たちを残して下流側の3つの観察地点へ移動する.植生が深い. | ||
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火砕岩や斜交層理を観察してもらうところには竹内朝美が,そして植物化石を産出する泥岩には竹下幸美がそれぞれついて説明してくれていた. | ||
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上流の露頭へ移動していく学生について最初の露頭へまた引き返す. | ||
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3番目のグループらしい学生たちが対岸を引き返していくところだった.泳いで戻る学生もいる. | ||
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危うい足取りながらもなんとか対岸へ. | ||
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つれてきた学生グループも露頭の観察を終えた一部が対岸へ向かった. | ||
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長屋としばしのひなたぼっこを楽しむ. | ||
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最後のグループが対岸からやってきた.これでほぼ全員がこの露頭を観察したことになる. | ||
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学生たちとともに下流へ,そして駐車場へ戻った.ここでレポートを回収して実習終了.そして・・・ | ||
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研究室イベントの崖渡りトライアルの開始となる.まず研究室4年の長屋から.3年生も3名ほどが喜んで対岸へ向かっていく. | ||
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長屋が転落(研究室所属者たち).続いて3年生のひとりが崖に取り付いた. | ||
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植生をたよりにそろそろと足を進めていく. | ||
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足をすべらせて川へ滑落. | ||
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続いてもうひとり. | ||
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進退きわまって川へみずから飛び込んでいく. | ||
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そして最後のひとり. | ||
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見事な背面飛び込みだった.最後に研究室の坂井があっさり滑落した(研究室所属者たち). | ||
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午後0時すぎに実習,トライアルともに無事終了.
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