地学実験の記録
2001年度後期(その3:12月14日〜2月1日)

12月14日:古生物学実習(1.貝化石の整形と鑑定,地学学生実験室)

 国外出張中.責任担当者の加藤さんが貝化石の整形と鑑定実習を行った.

 

12月21日:古生物学実習(2.介形虫化石の観察,地学学生実験室)

 国外出張中.ティーチングアシスタントの小沢君が介形虫化石の観察実習をやってくれた.


1月11日:古生物学実習(3.浮遊性有孔虫化石の観察,地学学生実験室)

 加藤さんによる浮遊性有孔虫化石の観察実習.試料は1992年の白鳳丸航海で持ち帰った西赤道太平洋の石灰質軟泥を洗ったもの.ほとんどが浮遊性有孔虫で,底生有孔虫や放散虫がわずかに含まれている.まずは顕微鏡の下で化石をひとつずつ拾い出す.

 
 
 
 そして代表的な6種類のスケッチをとり,それからテキストと比べながら種名を決めていく.最初のうちは有孔虫と放散虫とを取り違えたりしていたがだんだんと上達していく.ふたりのスケッチのていねいさには加藤さんも賛嘆していた.
 

1月18日:センター試験準備のため休講

1月25日:古生物学実習(4.底生有孔虫化石の観察,地学学生実験室)

 底生有孔虫化石の観察実習を加藤さんが実施した.貝化石をクリーニングしたあとに残った大桑層の砂岩がいい試料になる.四塩化炭素で分離した試料から底生有孔虫をまず拾い出し,それを顕微鏡で観察しながらスケッチをとる.

 
 
 
 これが上のスケッチの現物だ.ちょっとオクラに似た形をしている.3台のストーブを焚いても実験室内は寒い.
 
 
 
 外は一昨日からの雪で真っ白になっていた.ストーブの赤2い炎が心地よい.これで地学実験の今学期の実習計画はすべて終了した.あとは来週の期末試験を残すのみ.
 

2月1日:成績判定会

  • Camera: Canon Power Shot S20
  • Lens: Canon Zoom Lens 6.5-13.0mm f.2.9-4.0