地学実験の記録
2003年度後期(その3:12月12日〜2月6日)

12月12日:岩石学実習(その3:岩石薄片試料の顕微鏡観察)

  2回にわたって作り上げた2枚の岩石薄片試料の顕微鏡観察実習を行った.偏光顕微鏡の使い方について簡単に説明しさっそく観察に入ってもらう.まずは初日に作ったカコウ岩から.


 TAたちが適切に指導をしてくれる.

 外は雨.気温は低い. 

 受講生のひとりが作った玄武岩(左)と花崗岩(右)の岩石薄片試料の顕微鏡写真.

 そして流紋岩の鏡下写真.

 風化が進んだ流紋岩ながらもおおまかな流理構造が観察される.これらをスケッチに仕上げて実験終了.

12月19日:地質図学実習(その2:地質図の書き方)

 朝から雨模様の一日だった.予定していた野外実習に行くことができなくなったため2回目の地質図学実習に差し替えた.


 黒板を使って地層や地層境界について,そして実際の作図方法などについて説明し,すぐに作業にとりかかってもらった.受講生たちはかなり頭を悩ませていたようだ.

 すぐうしろの実験台では4年の大植が現実の地質図を前に頭をにねっていた.

1月9日:古生物学実習(その2:底生有孔虫の観察)

 新年最初の地学実験は古生物学実習.今回は加藤さんの担当で底生有孔虫の顕微鏡観察実習.


1月16日:センター試験のため休講


1月23日:古生物学実習(その3:底生有孔虫の観察)

 今回も加藤さんの担当で底生有孔虫の顕微鏡観察実習.


1月30日:古生物学実習(その4:浮遊性有孔虫の観察)

 COEポスドク堂満華子の担当で浮遊性有孔虫の顕微鏡観察実習を実施した.受講生たちも4度目の実習とあって顕微鏡の扱いはてなれたものだ.


 「魂を込めて,大きく」の文字が光る.

 指導にも熱がこもる.

 みんな見事なスケッチを描き上げていた.

  • Camera: Canon PowerShot S20 and Casio G. Bros GV-10
  • Lens: Canon Zoom Lens 6.5-13.0mm f.2.9-4.0 and Casio Lens 4.2mm f.2.8