地学実験の記録
2005年度前期(その1:4月15日〜5月6日)

4月16日:ガイダンス(地学学生実験室〜角間キャンパス)

 受講生は女子が7名に男子が2名.女子学生たちがとても元気だ.実験の概要を説明をしたあと, 総合教育棟前で歩測の実習を行い,それから角間キャンパスの散策にでかけた. プール前のサクラ並木がだんだんと立派になってきた.


 金沢にしては珍しいほどのよい天気だった.満開のサクラが日光に映える.

 プール裏の坂道を上り,それからさらに裏山の尾根へ登る.キャンパス全景がよく見わたせる.

 左手下にプール.右手遠くに建設中の自然科学研究科の建物群.

 総合教育棟が真下にある.遠くに戸室山がよく見える.

 足をさらに進めて森の中へ入っていった.

 足元にはきれいな花が咲き乱れる.

 遠くの山腹にはサクラの木が一本.左手にはハート形の平面形で知られる金沢大学のソフトボール場.

 角間キャンパスの全景もよく見わたせる.

 竹林の中に分け入っていった.あのねじ曲がった竹も健在だ.

 竹林の中で一休み.

 それから竹の生えた急な斜面を沢へと下る.足取りのちょっとおぼつかない受講生たち.

 沢に露出する地層でちょっとした地質の勉強をする.受講生たちは砂岩を元気に叩きまくっていた.

 風化の進んだ露頭ながらも二枚貝の印象化石が見つかった.大桑層だろう.

 沢の出口付近で青灰色の新鮮な砂岩を見てもらい,ここで生痕化石の説明もすませておく.

 そして沢から道路へ,キャンパスへ,地学学生実験室へ.

2005年4月22日:野外調査実習(1:金沢市野田山),地質図学実習(1:地形図の読み方) ※南タイ出張中

 技術員の陰地章仁とポスドクの堂満華子の指導で野田山に地層の観察にでかけた.土木建設工学科の高原利幸さんが援護についてくれた.野田山で実習を始めたものの,雨のため大学に引き返して地質図学実習に切り替えたとか.以下,そのときのスナップ(撮影:竹内朝美).

 大学のバスで野田山へ.到着後すぐに場所を確認する.最初はいい天気だったようだ.


 露頭を叩き始める.

 陰地と華子の指導風景.なかなかよくやっている,ように見える.

 ここから実験室内での地形図学実習.陰地の説明に始まったようだ.

 きちんと指導してくれた,と思える.

2005年4月22日:野外調査実習(2:金沢市大桑町の犀川) ※調査航海乗船中

 共同担当者の加藤道雄さん,そして陰地章仁の指導で犀川河床に化石採集と地層の観察にでかけた.バスを降りてまずは現在地の確認,そしておそらく化石のほりかたなどの指導.以下,撮影はTAの竹内朝美.


 いまにも雨が降りそうな天気だったため化石の採集からまず始めたようだ.

 「化石がいっぱい採れた!」とのメールを受講生に日本海洋上でもらった.どうやらそのとおりらしい.

 続いておんまかいがら橋の上で何かの説明.火山灰や鍵層についてだろう.受講生たちがO1凝灰岩を叩いている.

 そして大桑層下部の泥質岩の観察に入ったようだ.

 陰地が熱烈指導をしている.実習地がさらに上流へ移動する.

 犀川層の凝灰質砂岩を調べる受講生たち.

 ここでも陰地の熱血指導があったようだ.

 さすがにくたびれてきたのだろうか・・・.幸いにも雨にあうことなく無事に実習が終了したとのこと.

  • Camera: Pentax Optio S4 and Casio G.Bros GV-20
  • Lens: SMC Pentax Zoom 5.8-17.4mm f.2.6-4.8 and Casio Lens 4.6mm f.2.8