地学実験の記録
2005年度前期(その4:7月8日〜7月29日)

7月8日:岩石学実習(3:岩石薄片試料の顕微鏡観察)

 2回にわたって作成した岩石薄片試料の鏡下観察と鉱物の鑑定とをやってもらった.まずカコウ岩試料の観察とスケッチから.


 実験台の高さが中途半端.座り方にそれぞれ工夫をこらす.

 顕微鏡でみるカコウ岩.左が開放ニコル.右が直交ニコル.

 スケッチがだんだんと進んでいく.

 開放ニコルでのスケッチが終わったら次は直交ニコル.

 カコウ岩に続いて玄武岩の試料を観察する.

 斑晶が細かいためスケッチをとるのに時間がかかる.

 それでもスケッチは順調に仕上がっていった.

 最後まで残ったふたり・・・.

7月15日:古生物学実習(3:浮遊性有孔虫化石の顕微鏡観察)

 ポスドクの堂満華子の指導で浮遊性有孔虫化石の鏡下観察とスケッチを実施した.試料は赤道太平洋で13年前の白鳳丸航海で採集したものだ.浮遊性有孔虫の説明のあとさっそく拾い出しにとりかかる.


 テーブルをひとつずつ回っての華子の熱血指導が始まる.まずひとつ目.

 ふたつ目のテーブルへ移動.

 そして3つ目.

 拾い出した浮遊性有孔虫化石を群集スライドに並べる.

 そして異なる2種類を選んでのスケッチ.

 みんなわりとうまい.特徴をうまく捉えている.

 華子の熱血指導が続く.

 拾い出された浮遊性有孔虫化石たち.

 絶品ともいえるスケッチがあった.

 この2枚!

7月22日:地質図学実習(4:水系図と空中写真)

 地形図と空中写真を用いてリニエーションの判定実習をやってみた.地層の分布や地質構造が地表地形にどのように反映されるのかをまず黒板を使って説明し,それから水系図の作成に入ってもらう.


 拾ってきた古い教材提示装置が活躍してくれる.

 7月下旬とあって暑い.いつの間にかまぶたが・・・.

 水系図がだんだん完成に近付いていく.

 続いて空中写真から地質構造を読み取る練習.わかりにくいところは実体視する.

 思い切り大胆にリニエーションをひいてみる.

 時間内にすべての作業が終わらなかった.残りは翌週までの宿題にした.

 実験終了後に思い立っての焼肉パーティ.

 肉が焼ける.野菜も焼ける.

 肉がみるみるなくなっていく.

 なんとなくディスコボールを回してみる・・・.

7月29日:期末定期試験

 午後1時から期末定期試験.その後に今後の注意事項などを話しておしまいにした.


  • Camera: Pentax Optio S4, Canon PowerShot S20 and Sony HandyCam DCR-PC120
  • Lens: SMC Pentax Zoom 5.8-17.4mm f.2.6-4.8, Canon Zoom Lens 6.5-13mm f.2.9-4.0 and Carl Zeiss Vario-Sonner 4.2-42mm f.1.8 T*