地学実験の記録
2005年度後期(その3:11月18日〜)

11月18日:古生物学実習(1:貝化石の整形と鑑定)

 野外実習の予定だったが午後から大荒れの天気になるとの予報のため室内実習に変更した.すると予報どおりに午後2時前から雷雨になった.


 受講生たちの希望もあって先月採集してきた大桑層の貝化石の整形と鑑定実習を行った.天気が悪いうえに気温も低い.今年初めてストーブが登場した.

 千枚通しを使って貝化石からまず砂を落とす.

 そして豚毛の歯ブラシで表面の砂をそっと掃き取る.細かい整形には千枚通しを使う.

 整形が終わった貝化石は図鑑を使って鑑定する.先週の実験で取ってきた巻貝もきれいに仕上がっていた.

 箱に並べ名札を付けて実験終了.

 実験後は研究室の学生たちとなぜかたこ焼きパーティ.

11月25日:地質図学実習(2:地形図の読み方) ※カンボジア出張

 夕方から国外出張だったため実習途中で指導をTAの大植靖士にまかせて実験室をあとにした.


12月2日:地質図学実習(3:地質図の読み方) ※カンボジア出張中

 国外出張中のためTAの大植靖士らが地質図の読み方を実施してくれた.


12月9日:古生物学実習(2:底生有孔虫の鏡下観察) ※カンボジア出張中

 国外出張中のため共同担当者の加藤さんが底生有孔虫の観察実習をやってくれた.


12月16日:古生物学実習(3:浮遊性有孔虫の鏡下観察)

 COEポスドクの堂満華子が浮遊性有孔虫の観察実習をやってくれた.実験終了後の実験室に行ってみたらさまざまなスケッチが残されていた.


 みんななかなか丁寧に仕上げていた.

1月6日:岩石学実習(1:岩石薄片試料の作成,その1)

 新年早々の地学実験は岩石薄片の作成実習.宝達山のカコウ岩を材料に薄片試料を作ってもらった.それにしても寒い一日だった.あまりの寒さに画像を記録するゆとりもなかった.以下は実験終了後になんとなく記録したもの.岩石カッターと研磨台.

 ガラス製の研磨板とできあがった薄片試料.

1月13日:岩石学実習(2:岩石薄片試料の作成,その2)

 この日は2回目の岩石薄片の作成実習.北陸の降雪が峠を過ぎたとはいえキャンパスに雪は深い.


 ストーブで暖をとりながらの実習となる.2回目のせいか受講生たちは順調に片面を磨り上げていった.

 片面を磨きあげた試料をスライドグラスに接着して反対側の研磨作業にはいる.

安山岩の薄片を作ってもらうつもりだったが,勘違いで閃緑岩を受講生たちに手渡してしまった.ここで気づいたが後の祭り・・・.そのまま実習を続けてもらった.

 偏光顕微鏡で試料の厚さを確認しながら研磨を続ける.

 だんだん薄くなってきた.

 そのころ,実験台には別の試料が並ぶ.

 そして薄片試料が完成.引き続いて別の試料の加工処理が始まる.

1月20日:センター試験準備のため休講


1月27日:岩石学実習(3:岩石薄片の鏡下観察) 

 これまで2回にわたって作ってもらった薄片試料の鏡下観察実習を行った.画像記録なし.

2月3日:期末定期試験&巨大ケーキ作り

 期末試験がわりの成績評価ののちに久しぶりに巨大ケーキ作りを行った.今回は直径40センチの3段重ねだ.硬質段ボールでまず型を作る.これは男子学生の仕事.


 女子学生たちはタマゴを泡立てる.使ったタマゴは合計30個.

 無塩バター320グラムを湯煎で溶かす.

 段ボールの型にアルミホイルとクッキングシートをひき,ケーキ生地をそれに流し込んでオ−ブンへ.

 いい感じで焼けてきた.

 40センチ,30センチ,そして20センチそれぞれのケーキを半分にスライスする.

 そこに生クリームとフルーツをのせる.

 2段目が完成.

 そして3段目.

 ケーキ全体にフルーツを盛りつけてできあがり.

 想像以上に見事なできばえだった.

 できあがったケーキの撮影会.

 トッピングもいい感じできまっている.

 そして全員で記念写真.

 入刀.70人分にもなるケーキだったがあっという間になくなった.

  • Camera: Pentax Optio S4
  • Lens: SMC Pentax Zoom 5.8-17.4mm f.2.6-4.8