地学実験の記録
2006年度前期(その3:7月7日〜7月28日)

2006年7月7日:古生物学実習(2:浮遊性有孔虫化石の観察)

 加藤さんの都合が急に悪くなってしまったため代理で浮遊性有孔虫化石の実習指導をすることになった.大学院の演習を20分で切り上げて総合教育棟に戻り30分遅れで地学実験を始める.有孔虫について解説したプリントを配付し,有孔虫がどんなものかおおざっぱにまず説明する.そして双眼実態顕微鏡の扱い方を説明し,赤道太平洋ユーリピック海台で1992年に採集した海底堆積物試料を使って実習を開始した.


 自分なりに違う種だと判断したものを試料中から探してもらうことにした.不慣れなせいか粉々になった浮遊性有孔虫がトレイの上に散らばる.

 それでも群集スライドに浮遊性有孔虫が並べられた.

 その中には放散虫も混じっている.

 そして拾い上げた浮遊性有孔虫をひとつずつスケッチ.

 なんとなくのスナップ.

 午後6時に実験終了.


2006年7月14日:古生物学実習(3:底生有孔虫化石の観察)

 今回も加藤さんの代理で古生物学実習をすることになった.2回目の今日は底生有孔虫化石の観察だ.大学院の演習を5分で切り上げて総合教育棟に戻り,隠岐の海岸砂を使っての実習をさっそく始めてもらった.


 観察皿上の底生有孔虫をまずじっくりと観察する.

 そして自分なりに同じ種だと思うものを,群集スライドの一マス一マスに分けながら集めてもらう.

 TAの中尾まで熱心に底生有孔虫を拾い出す.

 それにしても暑くて湿度の高い日だった.実習終盤はTAも受講生もこの状態・・・.

 午後6時に実験終了.

2006年7月21日:地質図実習(3:地質図)

 今日は野外へ行くつもりだったが朝から雨が降り続いていた.そこでやり残していた地質図学実習と差し替えることにし,とりあえずの指導をTAの三宅にまかせた.そして,大学院の演習を30分ほどで切り上げて総合教育棟に戻ったところ,不在だと思っていた加藤さんが図学の指導をやってくれていた.


 図学練習問題の1ページ目はきわめて基本的な地質図の描き方.

 いろいろな色に仕上がっていく.

 2枚目はやや実際の地質図に近い練習問題になる.

 3枚目までやったところで実習終了.

 裏にも・・・.


2006年7月28日:期末定期試験(学生実験室にて)

 野外実習のないときに限っていい天気になるようだ.好天にもかかわらず本日は実験室で簡単な期末定期試験.そして,その後は受講生やTAたちとともに実験室で打ち上げ.これで今学期の地学実験も無事終了した.


  • Camera: Pentax Optio S4 and Casio G.Bros GV-10
  • Lens: SMC Pentax Zoom 5.8-17.4mm f.2.6-4.8 and Casio Lens 4.6mm f.2.8