地学実験の記録
2006年度後期(その3:12月8日〜)

2006年12月8日:古生物学実習(1:貝化石の整形と鑑定・・・のはずだった)

 この日は理学部の加藤さんの担当で貝化石の整形と鑑定実習の予定だった.3名のTAを含めた全員で待っていたが,午後1時をすぎても誰もやってこない.じき,受講生全員がカゼなどで欠席だとわかった.


 受講生がいなくてはどうしようもないため,次回の古生物学実習の準備をし,時間まで実験室の掃除をやって本日は終了.


 地学実験を担当するようになって13年になるが,風邪がはやっているとはいえ受講生ゼロというのは初めてだった.

2006年12月15日:古生物学実習(1:貝化石の整形と鑑定) ※カンボジア渡航中

 理学部の加藤さんの担当で,先週やるはずだった貝化石の整形と鑑定実習があった.


2006年12月22日:古生物学実習(2:有孔虫化石の鏡下観察) ※カンボジア渡航中

 


2007年1月5日:岩石学実習(1:岩石薄片試料の作成)

 今日から3回続けての岩石学実習.宝達山から採ってきたカコウ岩試料がなくなってしまったため,近所のホームセンターで購入した産地不明の「白御影石」を使うことにした.高丸君が風邪で欠席したため壷内君のみでの実施.そのためTAの3名にも試料作りに参加してもらった.試料の片面を順調に磨き上げ,スライドガラスに貼り付けて反対側を磨く.全員がほぼ同じペース.


 粗摺りの途中で鉄板に移行する.その後はガラス板上で中摺りに入る.


 開始後3時間たっても試料はなかなか薄くならない.

 約4時間たってもこの程度.


 誰一人試料が完成しないまま午後6時に実験終了.


 続きは次回に持ち越しとなった.

2007年1月12日:岩石学実習(2:岩石薄片試料の作成)

 第二回目の岩石薄片の作成実習を実施した.材料となるのは七曲層の玄武岩.今日は受講生2名とも元気に出席してくれた.あらかじめ切っておいた試料の片面をまず研磨し,それからスライドグラスへの接着作業となる.TAの村P君がまず手本を見せてくれる.


 やばいかも・・・・.


 ふたりの受講生たちは不慣れな手つきながらも無難に接着を済ませた.

 続いて反対側の研磨作業に入る.まずは回転盤の上での粗磨りから.


 続いてガラス板上での中磨り作業.前回欠席したにもかかわらず高丸君が試料を調子よく仕上げていく.

 一方の壷内君は粗磨り作業に置いてけぼり・・・.


 高丸君の玄武岩試料が完成した.


 壷内君はようやく中磨り作業へ移行する.午後4時には彼も試料を仕上げてくれた.

 引き続いて前回やり残したカコウ岩試料の仕上げに入る.


 試料がだんだんと薄くなっていく.

 午後5時半にはふたりとも2枚の薄片試料を仕上げてくれた.


 センター試験準備のため来週の実験はお休み.その次の週にいよいよ鏡下観察となる.

2007年1月19日:大学入試センター試験準備のため休講


2007年1月26日:岩石学実習(3:岩石薄片試料の鏡下観察)

 今学期最後の地学実験となるこの日は,これまでの2回にわたって作ったカコウ岩と玄武岩試料をそれぞれ鏡下で観察してもらった.これであとは期末定期試験を残すのみ.


2007年2月2日:期末定期試験

 今学期は期末定期試験を実施した.実験科目といってもかなり考えさせる内容にしてみた.ふたりの受講生はずいぶん悩んでいたようだ.→PDF


  • Camera: Pentax Optio S4, Pentax Optio WPi and Ricoh Caplio 500G wide
  • Lens: SMC Pentax 5.8-17.4mm f.2.6-4.8, SMC Pentax 6.3-18.9mm f.2.6-4.8 and Ricoh Zoom Lens 508-17.4mm f.2.5-4.3