地学実験の記録
2007年度後期(その3:12月14日〜)

2007年12月14日:岩石学実習(1:地学学生実験室)

 野外実習をなんとか終えることができたので室内実習に本格的に移行した.第一回目の岩石学実習として薄片試料の作成から.材料となるカコウ岩は宝達山のものがきれていたため近所のホームセンターから手頃な石材を買ってきて用いた.簡単な説明ののちに作成作業にすぐとりかかってもらう.


 今後の実習の参考にするためこれまでのTAたちが作ってくれた失敗作を画像におさめてみた.いろいろな厚さの薄片があるのが重宝だ.


 薄片がだんだんと薄くなるようすがこれでわかるだろう.

 今学期の受講生はなかなかいい手際をしていた.午後4時半に実習終了.

2007年12月21日:岩石学実習(2:地学学生実験室)

 第二回目の岩石学実習は前回に引き続いて薄片試料の作成を行った.材料は中新統七曲層に貫入する黒壁玄武岩.作業にすぐとりかかってもらう.


 慣れた手つきで研磨が順調に進む.鏡下で磨き具合をときどき確認.

 2時間足らずで2枚目の薄片ができあがった.

 余った時間でレンガの薄片などを作ってのちに実験終了.これで年内の実験すべてが終わった.

2008年1月4日:岩石学実習(の予定だったが)

 新年早々のため実験室の掃除で軽く終了.


2008年1月11日:岩石学実習(3:地学学生実験室)

 これまで2回にわたって作ってもらった岩石薄片試料の鏡下観察を行った. 偏光顕微鏡の構造や使い方などを説明し,さっそく薄片試料のスケッチにとりかかってもらう.


 まずカコウ岩から.構成鉱物の特徴や配列などに留意してもらう.それが終わったら玄武岩.

 休み時間にはDVDの鑑賞など.画面に映った正井の顔が妙に変質者っぽい.

 午後5時に実験終了.

2008年1月18日:センター試験準備のため休講

 


2008年1月25日:古生物学実習(1:貝化石の整形と鑑定) ※カンボジア渡航中

 共同担当者の加藤さんが貝化石の整形と鑑定実習を行ってくれた.


 なぜか木の化石ばかりをずいぶんクリーニングしたようだ.


2008年1月30日:古生物学実習(2:有孔虫化石の鑑定)

 この日も加藤さんによる有孔虫化石の鑑定実習だった.



2008年2月1日:期末定期試験など

 これをもって今学期の地学実験はすべて終了.

  • Camera: Pentax Optio WPi and Olympus FE-220D
  • Lens: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.2.6-4.8 and Olympus Lens 6.3-18.9mm f.3.1-5.9