地学実験の記録
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2015年度後期(その1:10月2日〜10月23日)
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2015年10月2日:ガイダンス(地学学生実験室)
前日のうちにTAたちと学生実験室を掃除し,地学実験を履修する学生たちが使う実習用具の準備をしておいた.
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ガイダンスの開始時,実験室には55人もの履修希望者がいた.これだけの数を受け付けることができないため抽選で32名を選び,その後に実習用具や地形図などを配付し,履修についての注意事項を伝えた.
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昨夜の暴風がうそのような好天になっていた.学生たち全員と総合教育2号館前にでて歩測の実習を行った.
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前期もそうだったが,さすがにこの人数だとかなり多く感じる. |
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午後2時半にガイダンスと実習が終了した. |
2015年10月9日:野外調査実習1(金沢市野田山)
朝から秋晴れのいい天候にめぐまれた.学生たちへの学生実験室での説明ののち,大学の大型バスに乗って第一回目の野外調査実習にでかけた.
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自然研から田上へつうじる道路の街路樹がほどよく紅葉していた.
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山側環状道路を走り,大乗寺のあたりから野田山へと移動する.
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野田山墓地の中をとおって台地上の駐車場でバスを降りた.
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今日の実習内容について学生たちに説明し,まず現在地を地形図上で確認してもらった.はじめての作業とあってなかなか特定できないようだった.
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駐車場から林道をやや歩いたところに最初の露頭がある.ここにはいわゆる高位砂礫層が分布している.淘汰の悪い円礫岩から構成される.地層についてまずおおまかに説明し,そのうえで学生たちには自由に地層を観察してもらうことにした.
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学生たちは地層を掘ったり,掘り出したら礫を叩いたりと好きなように観察をはじめた.
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はじめての地質調査実習とあって硬い礫はなかなか割れてくれない.
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役20分間の自由観察時間ののち,礫岩についてまず説明し,古環境を考えるための情報などについて解説したのちこの露頭を離れた.
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ふたつ目の露頭は林道をさらにくだったところにある竹林の奥.手入れがあまりなされていないのか枯れた竹がたくさん倒れていた.
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学生たちにまず現在位置の確認をもとめた.
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そのうえで竹林の中に全員で入った.
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最初の露頭とほぼ同じ高さに礫岩があることを視認してもらう.また,その下位には黄褐色の砂岩があることも確認してもらった.
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林道をさらに歩きくだって3番目の露頭へ移動した.大型車の通行が多くて安全の確保にやや気をつかう.新しいTAのふたりがうまくサポートしてくれる.
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3番目の露頭は道路沿いに露出する砂岩層.更新統大桑層の中部から上部に相当するもので,風化が進んだ黄褐色の細粒砂岩から構成される.
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学生たちにはここで砂岩をじっくりと観察してもらった.また,化石がみつかることも自分で確認してもらった.
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二枚貝や巻貝の化石がつぎつぎと見つかっていた.そのすべて印象化石だ.
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林道をさらに歩いて最後の露頭に到着した.ここには御峰層の泥岩が分布する.新鮮な状態では濃灰色を呈する泥岩だが,この露頭では風化のため黄白色となっている.
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ここでは泥岩の手ざわりについてしっかりと観察してもらう.
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粒子をほとんど感じさせないほどに細かいものだ.
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最後の実習として駐車場で待っている大学のバスまでの距離を歩測で測ってもらった.学生たちは無言で林道をひきかえす.
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日が傾いた林道をもくもくと歩いて行く.
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駐車場の大学バスが歩測のゴール地点となる.ここでバスに乗って角間キャンパスへ引き返した.最後の露頭からバスまでの距離は約530mだった.
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野田山をくだって山側環状道路をキャンパスへひきかえす.車内で歩測の結果を学生たちに聞き取った.今学期の学生たちはほぼ全員がいい数字を出していた.
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バスは山側環状道路をひたすらキャンパスへと走る.
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田上のあたりで方向をかえてキャンパスの中の道路へ移動する.
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周回道路を端って総合教育棟へ.
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午後4時に総合教育棟に到着.学生実験室で今日のまとめをやって実験終了.
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2015年10月16日:野外調査実習2(金沢市大桑)
秋晴れの日だった.総合教育2号館の学生実験室での今日の実習内容についての説明ののち,大学の大型バスで犀川中流にある大桑簡易野球場の駐車場に移動した.
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バスから降りた学生たちに現在地の確認をまずやってもらう.駐車場では紅葉がまっさかりだった.
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駐車場から学生たちとともに犀川中流の河原に移動した.
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犀川の水位はかなり低かった.
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しかし,化石を採集するあたりの植生はまだまだ深かった.ここで化石の採集方法について解説し,それから学生たちには化石採集の実習にとりかかってもらった.
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学生たちは上流側と下流側にわかれて化石を掘りはじめた.下流側では露頭が広い範囲にわたって離水していた.
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上流側は植生がやや濃いものの,化石採集ができるだけの露頭はあった.
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ハンマーとタガネをつかって地層を掘り進める.
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化石がみつかったらその周囲から注意深く掘り進める.
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下流側ではすぐにいくつもの貝化石がみつかっていた.
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上流側はたくさんの化石はみつからないものの,保存状態のいい大型の化石がみつかるところだ.
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男子学生たちが大きな二枚貝の化石をみつけだしていた.
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学生たちの指導をTAにまかせて犀川のようすをみてまわった.
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河岸の崩落がさらに進んでいるのがわかった.
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セイタカアワダチソウが満開でもあった.
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露頭に戻って学生たちの化石採集の指導にあたった.
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学生たちはさすがにくたびれてきたようでもあった.
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それでもきれいなホタテガイの化石がみつかってもいた.
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午後3時半に化石採集終了.学生たちは掘り出した化石を新聞紙で包んで持ち帰る.
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植生が深い歩道を歩いて駐車場へ.
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駐車場で待っていてくれたバスに乗り込んだ.
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バスは学生たちをのせて角間キャンパスへ向かった.
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バスの窓からみる野球場の紅葉がきれいだった.
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午後3時50分に総合教育2号館の学生実験室に戻った.掘り出した化石を乾燥させる準備をととのえて今日の実習が終了した.
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2015年10月23日:野外調査実習3(金沢市大桑)
やや曇り気味ではあったが朝からいい天候にめぐまれた.学生実験室で今日の野外実習の注意点などを学生たちにつたえ,それから大学の大型バスで大桑町を流れる犀川へ向かった.キャンパスの紅葉もほぼ終わりに近づいていた.
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角間キャンパス南地区から田上方面へくだっていく.
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田上の街並みを抜けて山側環状道路へ.
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山側環状道路から涌波方面へと坂をあがる.
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涌波トンネルを抜けて涌波へ.
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涌波の道路を末町方面へとバスは走る.
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犀川の簡易野球場につうじる林道をくだっていく.
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犀川中流にかかる大桑貝殻橋のたもとでバスから降りた.学生たちにはここで現在地を確認してもらう.前回とほぼ同じ場所なので確認は容易だったようだ.
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学生たちを案内して犀川の河床へ移動した.
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犀川の水位はこれまでにみたこともないほどに低かった.
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河床が広範囲にわたって離水している.そのほとんどが中新統犀川層の露頭になる.これだけの広さがあったら観察実習には十分だ.
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ここで約20分間の自由観察時間を学生たちにまずあたえた.学生たちは露頭にちらばって観察をはじめた.
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表面の風化層を掘って新鮮な部分を観察してもらう.
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白い貝化石や黒い炭化植物を学生たちは掘り出していた.
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露頭の表面には石灰質ノジュールや炭化植物の化石などが散見される.
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よく円磨された黄白色の軽石や貝化石もあちこちでみつかる.
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自由観察時間ののち,地層を構成する細粒凝灰岩について,また,地層に含まれる軽石や貝化石などを使って古環境を復元する手法について説明した.
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学生たちとともに犀川の下流へ移動した.
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下流側には下部更新統大桑層の下部が露出する.植物化石を多量に含む泥質砂岩あるいは砂質泥岩からなる.
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犀川層と大桑層との時代差について,また,不整合の存在が推定されることについて学生たちに解説し,そのうえで不整合の位置を学生たちに探してもらうことにした.
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学生たちは足元の露頭を叩きながら上流側へゆっくりと移動していった.
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下流側に残ったままの学生もいれば,足早に上流側へと移動していく学生もいる.
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この面が両層の不整合面に相当する.学生たちに不整合の位置とそこでの岩相の違いなどをここで説明した.
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犀川の下流へさらに移動した.
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ここに分布する2枚の凝灰岩について解説する.
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水位が低いおかげで凝灰岩層の観察は楽だった.
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実習の最後に,学生たちに化石を探してもらった.大桑層のこの層準はサメの歯化石がみつかることで有名だ.しかし,地学実験のときにみつけた学生はまだひとりだけ.
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学生たちは露頭にすわりこんで地層を叩きはじめた.
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学生たちの指導をTAたちにまかせて大桑貝殻橋へ歩いた.
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セイタカアワダチソウが満開になっていた.
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橋からみると露頭の状況がよくわかった.左が下流側で右が上流側.
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上流側では広い範囲にわたって地層が露出していた.犀川層と大桑層の境界が地形の違いにも現れていた.
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大桑層の凝灰岩もきれいにみえていた.
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下流側では左岸側にいい露頭が連続していた.ここに挟在する白色凝灰岩層の位置がよくわかる.
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橋から見おろすと,露頭の上には化石をさがす学生たちの姿があった.
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TAたちが学生の安全確保につとめてくれている.
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午後3時20分に実習終了.TAたちが先導して大学のバスが待つ駐車場に引き返した.
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簡易野球場の駐車場でバスに乗車して角間キャンパスへ引き返した.野球場の紅葉もほぼ終わりを迎えていた.
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涌波の道路から涌波トンネルをとおって山側環状道路へおりる.
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田上の道路をキャンパス南地区へとあがっていく.
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キャンパス南地区から中地区へ.
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県道をとおって北地区へ.
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午後3時40分に総合教育2号館の学生実験室に戻った.ここで今日のまとめを学生たちにやってもらって実習終了.
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