地学実験の記録
2018年度前期後半(その1:6月15日〜6月22日)

2018年6月15日:ガイダンス(地学学生実験室〜角間キャンパス)

 今学期の履修登録者は16名と昨年度の3倍の数になった.しかし,そのうちの4名は初回から欠席だった.出席した学生たちには,学生実験室でこの授業の概要を説明し,それから調査用具などを配付した.ひきつづいて総合教育2号館の前で歩測の実習を行い,そのまま角間キャンパス北地区の散策に出ることにした.北地区の周回道路からプールへのぼる道路を歩く.


 それからプールの横をとおって北尾根に向かった.

 北尾根にのぼって角間キャンパスの北地区を見下ろす.

 北尾根の細い遊歩道を学生たちとのんびりと歩く.途中で戸室山の火山活動や山体崩壊について解説する.

 6月も中ばとあって木々の緑は濃かった.

 別の場所から角間キャンパスを見下ろしてみる.

 学生実験室に戻り,次の予定を津学生たちに伝えて実験終了.

2018年6月22日:野外調査実習1(金沢市大桑町)

  第1回目の野外実習は犀川中流に露出する大桑層中部での化石採集実習にした.学生実験室での説明ののち,大学のマイクロバスに乗って実習地へ移動した.


 20分ほどで実習地となる大桑町に到着.そこでまず現在地の確認を行ってもらう.青空がひろがる野外実習にはうってつけての天気だった.

 そののちに学生たちとともに犀川の河原へ移動した.

 川の水位は十分すぎるほどに低い.

 河床には露頭が広々と露出していた.

 化石の採集方法を現場で簡単に説明し,それからそれぞれに化石の採集作業にとりかかってもらった.

 二枚貝の化石がすぐに見つかっていた.

 学生たちは河原いっぱいにひろがって採集を続けている.

 学生たちの安全管理をTAたちにまかせて露頭の状況を見て回った.

 上流から下流までどこもかしこも露頭の状況はとてもよかった.

 河岸に刻まれたポットホールもよくみえる.

 ここでドローンをあげて上空から露頭状況をみてみた.

 このとおり,河岸には露頭が広々と離水していた.

 次回の実習予定地となる上流側の露頭条件もよさそうだった.

 犀川の左右に発達する河岸段丘もよく観察される.

澄んだ大気のおかげで金沢市中心方面まで見晴らすことができる.

 化石採集をつづける学生たち.

 採集を開始して1時間もすると手慣れてはきたようだがくたびれてもきたようだった.

 午後3時半に実習終了.

 大学のマイクロバスに乗って角間キャンパスへ引き返した.

15分ほどで角間キャンパスに到着.

採集してきた貝化石を学生実験室に広げて今日の実験が終了した.

  • Camera: Pentax WG-3, Casio Exilim EX-Fi and DJI Spark
  • Lens: SMC Pentax 4.5-18mm f.2.0-4.9 and Exilim Optical Zoom 7.3-87.6mm f.2.7-4.6