地学実験の記録
2020年度前期後半(その3:7月31日〜8月14日)

2020年7月31日:古生物学実習(総合教育2号館地学学生実験室)

 今日の実習は貝化石の整形と鑑定.学生たちが野外実習のときに採集してきた貝化石が実験材料になる.


 歯ブラシと千枚通しをつかって化石についた砂をていねいにおとし,その後に豚毛のやわらかい歯ブラシでしあげる.

 化石のクリーニングが終わったら図鑑をみながらの鑑定作業.

 立派なおおきさのホタテガイの化石やウニの化石もみつかっていた.

 学生たちの化石コレクション.

 スケッチとの皮革.

 大きなものから小さなものまでいろいろ.

 こんなに大きなホタテガイの化石もみつかっていた.

 

2020年8月7日:岩石学実習1(学校教育学類地学学生実験室&総合教育2号館地学学生実験室)

 今日の地学実験は岩石学の1回目.岩石薄片の顕微鏡観察実習.学校教育学類の学生実験室に全員が集合し,岩石学が専門の酒寄さんから岩石学の基礎についてまず説明をうけた.


 学生たちが説明をうけているあいだに,総合教育2号館の地学学生実験室で顕微鏡実習の準備をととのえる.

 手頃な薄片を実験室のモニターに映し出せるようにしておく.

 直交ポーラーでみせる準備もできた.

 岩石学の説明ののちには人間社会3号館と総合教育2号館とに分かれての顕微鏡観察実習.

 酒寄さんが用意してくれた薄片は花崗岩と安山岩の2種類.

 それぞれの岩石がもつ特徴に注意しながらスケッチをとる.

2020年8月14日:岩石学実習2(角間キャンパス北地区)

  今学期最後の地学実験は岩石学の実習にした.角間キャンパス北地区で花崗岩と安山岩を探し出し,それぞれのスケッチをとってもらうという実習だ.実験室でそれぞれの岩石をじっくりとみてもらったのちに野外へと送り出した.日差しが強い日だった.


 学生たちは日陰をうまくつたいながら枯山水にある岩石を見て回っていた.

 それらしきものがみつかるとしゃがみ込んで観察をはじめる.

 枯山水の上流側には花崗岩でできた井戸の枠がおいてある.

 中央図書館の前にも花崗岩でできたモニュメントがある.

 とてもわかりやすい花崗岩でできたモニュメントだ.

 しかしこのモニュメント自体の意味はよくわからない・・・.
 これで今学期の地学実験の予定すべてが終了した.天候にはめぐまれなかったが,新型肺炎問題のさなかながらもすべての予定ができたことにはほっとするものがあった.

  • Camera: Ricoh WG-4GPS (B, Pentax WG-3 and Casio EX-F1
  • Lens: SMC Pentax 4.5-18mm f.2.0-4.9