地学実験の記録
2022年度第2クォーター(その1:6月10日〜6月17日)

2022年6月10日:ガイダンス,野外調査準備(金沢大学角間キャンパス)

 教養部時代からの地学の学生実験室が閉鎖され,小さな教室に引っ越して最初の地学実験の授業だった.今学期の履修者はなぜか例年よりも少ない13名.実験室での授業概要の説明と実習用具の配付ののちに総合教育2号館前での歩測実習を行った.


 北地区運動場を経由して北尾根へ.

 初夏の植生がはびこる坂道を北尾根へとのぼる.

 6月もなかばとあって植生が深い.学生たちには地形に気をくばりながらスケッチをとるように指示した.

 植生のために地形の全容がわかりづらいため,ここでドローンを使ってキャンパスの地形を撮影しておいた.

 北尾根の学生たち.

 大学のキャンパスとは思えないほどの自然にかこまれている.

 北尾根から見下ろす角間キャンパス.

 学生実験室に戻って観察結果をまとめてもらい初回の実習終了.

2022年6月17日:野外調査実習1(金沢大学角間キャンパス)

 初回の地質調査実習は角間キャンパスの中にした.学生実験室での説明ののちに学生たちと外へ出た.総合教育棟から自転車置き場をとおって県道へ.


 県道井波線を杜の里方面へ学生たちと歩く.梅雨の合間の好天ではあったが湿気のおおい日だった.

 県道の途中にある崖で地層をみることができる.ここで足をとめて学生たちに地層がみつかる場所について,また,堆積岩について簡単に説明しておいた.

 県道をさらに歩いて角間キャンパスのポンプ室の裏手の沢に入った.

 この沢には下部更新統大桑層の細粒砂岩が露出する.

 例年よりも植生の繁茂がはやい.昨日のうちに歩くところだけは刈り払っておいたが,それでも藪を漕ぎながらの移動になった.

 学生たちは楽しそうだった.

 沢にある程度はいったところで沢に降りた.

 沢沿いの露頭で地層を観察してもらう.

 地層を構成している物質や露頭でみることができる構造などに着目してもらう.

 露頭での観察を終えて県道へ引き返した.

 途中にあるコンビニでひと休み.

 角間キャンパスの里山ゾーンはいまだに立入禁止のため,角間の里に立ち寄ることにしした.

 角間の里での散策ののちにキャンパス北地区へ.

 県道を北地区へ.北地区に到着後は地盤の構造について説明しておいた.

 午後4時前に実験終了.

  • Camera: Ricoh WG-4 GPS Black, Pentax Optio WG-2 Vermillion Red and DJI Spark
  • Lens: Ricoh Lens 4.5-18mm f.2.0-4.9 and Pentax Zoom Lens 5.0-25.0mm, f.3.5-5.5