地学実験の記録
2024年度第2クォーター(その1:6月14日〜6月21日)

2024年6月14日:ガイダンス,野外調査準備(金沢大学角間キャンパス)

 今日は今年度最初の地学実験の授業だった.正午過ぎに自然科学研究科のハードラボを出て北地区へ歩いた. 能登半島地震での地盤の変状の跡がいまだに残っている.地震前から傾いていた案内版の傾きがさらに増している.


 連絡橋をわたって北地区へ.

 連絡橋の欄干がずれているのは地震の前からのことだ.

 総合教育1号館から大学会館にかけてのタイルの一部は破損したまま.

 中央図書館へのぼる階段のタイルは新しく貼り替えられていた.

 今学期の履修者は例年になく少ない7名だった.しかも全員が理系という珍しい学期になった.地学学生実験室での授業概要の説明と用具の配付ののちに学生たちと外へ出てまず総合教育2号館前で歩測の実習.それから学生たちと北地区の尾根へ歩いた.

 尾根のあたりにはイノシシが掘ったらしい穴があった.

 ひさしぶりに北地区の尾根へ.

 ここから角間キャンパスの全景を学生たちにながめてもらう.学生たちにはここで地形のスケッチをとるように指示した.

 学生たちをTAたちにまかせて平坦なところまでさきに下りた.

 ドローンを使っての地形のおさらい用画像をここで撮影しておく.

 周囲の地形もあわせて撮影しておいた.

 尾根でスケッチをとる学生たち.

 その周辺の地形.背後に北地区の運動場がある.

 ドローンを回収.

 尾根から下りてきた学生たちと合流し総合教育2号館の学生実験室へ戻った.

 実験室でのおさらいののちに今日の実験終了. 

2024年6月21日:野外調査実習1(金沢大学角間キャンパス)

 今学期最初の野外調査実習は角間キャンパスの中で実施した.総合教育2号館の学生実験室での説明ののちに学生たちと外へ出た.


 バス通りに沿ってもりの里方向へ歩道を歩く.

 道路沿いの崖に地層がみえることに気づいてもらう.

 さらに歩いて角間キャンパスのポンプ室へ.

 ここで小さな沢に入った.昨日のうちに下生えを刈っておいたところだ.

 沢に沿って露頭がつづく.

 ここには下部更新統大桑層が分布する.

 学生たちに地層の観察の練習をここでやってもらった.

 新緑の中での実習を楽しんでいたようだった.

 観察実習が終わって県道へ引き返した.

 角間川にかかる角間大橋を渡って対岸へ.

 ハナンジャコで里山ゾーンに入った.クマさんの出没のため立入禁止になっているところだ.事前に特別立入許可は取ってあるがくまさんに出会わないという保障はない.


 新緑の小径を歩く.

 里山ゾーンの中へ.

 ここで学生たちに地層を観察してもらった.

 ここに露出するのは更新統卯辰山層の細粒砂岩だ.

 学生たちが植物化石をここでみつけていた.

 地層の観察を終えて小径をバス通りへと引き返した.

 角間の里を通って北地区へ.

 このあたりで貝化石がみつかることを学生に知らせておいた.

 金沢大学中央のバス停から北地区へのぼる階段.能登半島地震以前からここは変形している.

 その階段をのぼって総合教育棟へ.

 地学学生実験室でのおさらいののちに終了.

  • Camera: Pentax Optio WG-2 Vermilion Red, Ricoh WG-4 Silver and DJI Mavic Mini
  • Lens: Pentax Zoom Lens 5.0-25.0mm, f.3.5-5.5 and Ricoh Lens 4.5-18mm, f.2.0-4.9