カンボジアのトンレサップ湖における過去1万5千年間の環境変遷

(現時点までの解析結果にもとづく推定)


約3千年前

 約5千年前から海面は徐々に低下して現在とほぼ同じ水準となった.メコンデルタが徐々に形成されていく.海水準が低下したものの,トンレサップ湖は「伸縮する水域」として存在し,現在にいたるまでカンボジアに住む人々の生活,社会,そして文化を支え続けている.