淡青丸KT05−9次研究航海(函館〜富山)

2005年5月1日〜5月7日(その6:5月6日)


2005年5月6日(金):若狭湾沖→黒部沖

 日付が変わってもオケアンでの表層採泥が続く.


 例年よりも採れる堆積物の量が少ないようだ.採泥器が不調なのか,堆積物自体の問題なのかわからない.海水を抜き取る作業に時間がかかる.

 研究室から人の姿がなくなった.疲労がだんだんたまってくる.

 それでも試料は次々とあがってくる.

 作業に黙ってとりくむ神谷・熊切師弟.

 目立つ底生生物が捕れたときは分けて保存する.

 夜が明けてきた.

 まだ作業は続く.

 午前6時ちょうどに作業終了.最後の地点は若狭湾内の水深177mだった.道具類を片づけ朝食をとってすぐに居室のベッドへ.

 昼食のベルで目が覚める.研究室では大気グループが測器の準備中だった.

 黒部川河口沖へ向けて船は越前海岸沖を航走中だった.波が高い.

 甲板がすっかり濡れている.

 すべての作業を終えて片づけに入る華子.それに対してこれから作業が始まる深谷.

 深夜の黒板には明日に向けて深谷のメッセージが残されていた・・・.

  • Camera: Fuji BigJob DS-270HD and Sony Handycam PC120 NTSC
  • Lense: Super EBC Fujinon 6.2mm f.2.8 and Carl Zeiss Vario-Sonner 4.2-42mm f.1.8 T*