南タイの津波堆積物,大気汚染,およびカンボジアEMSB渡航

2006年2月25日〜3月14日(その5:3月2日)


2006年3月2日(木):プーケット→バンコク→ハジャイ

 午前8時にホテルをチェックアウトして荒木ともどもプーケット空港へタクシーで向かった.午前9時50分にバンコク行きTG222便に搭乗する.55Kという下がよく見える座席だった.


 午前10時15分に飛行機は空港を離陸した.ため池らしいものが空港近辺の眼下に見える.

 山がちのプーケット島を見下ろしながら飛行機は上昇を続ける.

 すぐにパンガー湾上空にさしかかった.

 石灰岩でできた小島が湾内に浮かぶ.

 マングローブ林とその中をぬうように流れるクリークとが海岸付近に見える.

 ここで赤外線に切り替えてみた.

 石灰岩が形作る小島の地形やマングローブの発達のようすがよりわかりやすくなってきた.

 小島を埋め尽くすように発達するマングローブ林がある.

 林内のクリークの蛇行はかなり複雑だ.

 飛行機はパンガー湾北部にさしかかった.

 このあたりにもマングローブが発達している.

 そしてマレー半島中央部上空.

 全体的になだらかながらも起伏の多い山地だ.

 褶曲山脈のような地質構造をしているようだ.

 遠くにタイランド湾が見えてきた.

 スラターニのやや北あたりを飛行機は通過する.

 このあたりの海岸地帯は海ぎわまで田畑として利用されているようだ.

 乾季なのに海岸近くの海は土砂で茶色く濁っていた.

 そして飛行機はタイランド湾上空をバンコクへ向かう.途中から雲が厚くなって地表が見えなくなった.

 飛行機が雲から出たときはもうバンコク上空だった.

 整然と規格化された大規模農業地帯が眼下にある.

 そこを道路がまっすぐに貫いていく.

 ここで飛行機は旋回しながら高度をさらに下げた.

 赤外線でふしぎなものが目にとまった.なんだろう?

 規格化された住宅地帯の上空を飛びながらバンコクのドンムアン国際空港へ.

 フラップを下げながら飛行機は降下し続ける.

 着陸.午前11時20分.

 国際空港側へ移動してふたりでサンドイッチとビールの昼食.そして国内側へ戻って午後2時にハジャイ行きのTG239便に搭乗.

 国際線からの乗客待ちでずいぶん待たされたが搭乗機は午後2時40分にようやく滑走路へ移動し始めた.なつかしいトライスターの姿が目にとまる.

 午後2時50分にドンムアン空港を離陸する.この35Kの座席はエンジンが邪魔になって下があまりよく見えない.

 地表は機体とエンジンの隙間からわずかに見えるだけ.離陸後まもなく遠くにタイランド湾が見えてきた.

 しかし厚い雲がすぐに地表を覆ってしまった.

 タイランド湾上空も厚い雲に覆われている.

 飛行機の中はわりとすいていた.前の座席では荒木がタイ語の勉強に励んでいる.プーケット以来やけに熱心だ.「パイパイ」とつぶやく声がする.

 しばらくの飛行ののちにマレー半島東岸が遠く見えてきた.

 接近するにつれて海岸地形が見えるようになってくる.

 しかし陸地上空には雲が多い.

 直線的な半島東岸がよくわかるようになってきた.

 ナコンシタマラートあたりだろうか.海岸ぎりぎりまで土地利用されている.

 エビ池らしいものも目にとまる.

 飛行機がソンクラ湖上空へさしかかった.この楕円形のところはなんだろう?

 大きな湖だ.まるで海のよう.

 湖周辺はすっかり人の手が入っている.

 丘陵地にまで畑が広がっている.

 遠くに池らしいものが見つかった.

 しかし形状からすると人工的なため池のようだ.

 飛行機はそのため池上空で大きく旋回して空港へ機首を向けた.

 高度をどんどん下げながら飛行機はアプローチの体勢に入っていく.

 ゴム林が間近に迫ってくる.

 そして午後3時50分にハジャイ国際空港に着陸した.手荷物を受け取って空港の外にでる.古内正美さんとプリンスオブソンクラ大学のペラポンが車で迎えてくれた.

 ハジャイの中心にあるノボテルにチェックイン.すぐにMKで夕食.

 そして夜は飲み屋のハシゴ.

  • Camera: Sony Handycam PC120 NTSC and Pentax Optio WPi
  • Lense: Carl Zeiss Vario-Sonner 4.2-42mm f.1.8 T* and SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.2.6-4.8