カンボジアのメコン河音波探査等渡航

2006年4月15日〜4月26日(その5:4月19日)


2006年4月19日(水):プノンペン

 午前7時半から全員でまず船を見に行った.ホテル前で待機していたサムナン親方のワゴン車でトンレサップ河畔の船着き場へ.その船「Mekong」の巨細を村上さんと松岡さんとが入念に調べる.


 乾季終わりの4月半ばとあってトンレサップ川の水位は低い.

 船を見終えて資源総局地質部の事務所へ向かった.機器の梱包はすでに解いてあった.

 機器を確認したあと中央市場へ移動する.トゥールコックの交差点はあいかわらずの渋滞.トゥクトゥク背面の派手なコンドームの広告が目立つ.

 市場で測器用の発電機を購入する.ナリンが店との交渉役をつとめる.1台購入,1台借用ということで交渉成立.

 市場の駐車場に車の鍵が落ちているのをなんとなく見つける.

 そして事務所に戻って午前中いっぱい測器の組み立てや調整など.

 早めの昼食を事務所近くの食堂で済ませてトンレサップ川のフェリー乗り場へ.

 「Mekong」は測器の積み込みのためここに移動してきていた.さっそく積み込みが始まる.手伝えるのは力仕事くらい.

 上流側には日本橋が見えていた.下流側には水文河川局の観測塔が間近にある.トンレサップ川の流れはほとんどない.

 測器の積み込みを終えた船はいつもの船着き場へゆっくりと移動した.

 川岸にはシェムリアプ行きの高速艇が係留されている.高速艇乗り場の浮き桟橋はめいっぱい下がりきっている.

 船着き場が近づいてきた.船上では測器の組み立てに村上さんが走り回る.

 堤防の陥没や崩落が目につく.不十分な基礎工事が原因だろう.

 崩落や陥没は上流側でとくに激しい.道路への影響も懸念されそうだ.

 船着き場に到着.後部甲板上部にブーマーなどをつるす鉄柱を取り付ける.

 船内では測器の組み立てが着々と進んでいた.

 手伝えるのは力仕事と船のスタッフへの通訳だけ.

 午後5時に作業終了.親方のワゴン車でホテルへ戻った.

 閉店間際の床屋で散髪を済ませ,飲み物や携帯電話の充電器を求め,そしてホテル近くのニューパリで夕食.早めに就寝.

  • Camera: Pentax Optio WPi
  • Lense: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.2.6-4.8