地学実験の記録
2023年度第3クォーター(その3:11月10日〜11月23日)

2023年11月10日:古生物学実習(金沢大学総合教育2号館地学学生実験室)

 犀川での野外調査実習を予定していたが,お昼前からあいにくの雨になってしまった.そのため,実験室内での貝化石のクリーニングと鑑定の実習に切り替えた.総合教育2号館の学生実験室で実習用具を用意しておいた.


 ブタ毛の歯ブラシと千枚通し,爪楊枝,図鑑.

 前回の野外調査実習で学生たちが採集してきた貝化石が材料になる.

 千枚通しと歯ブラシで化石の表面にういた砂を丁寧にかき落としていく.砂岩の中から貝化石が出現してくる.

 クリーニングが終わった化石はスケッチをとり図鑑で鑑定して記録する.

 次回こそは晴天に恵まれてもらいたいものと思う.

2023年11月17日:フランス出張のため休講


2023年11月23日:地質調査実習予定地の下見(金沢市小二又)

 翌日に予定している野外調査実習予定地の下見に金沢市小二又の金腐川へでかけた.


 廃棄物処理センターへ向かう道路の交差点あたりの金腐川.河岸の斜面に地層がうっすらとみているが植生はまだまだふかい.

 下流側に向かっての地すべり地形はよくみえていた.

 やや下流側に移動しての道路沿い.

 生い茂る植生のためここにある林道は入口すらみえない.

 いつもの駐車帯に立ち寄った.ここには高窪層の泥岩と軽石凝灰岩が露出する.

 植生にややおおわれてはいるものの,露頭状況はまずまずだった.

 小二又のバス停付近の軽石凝灰岩の露頭はいつもながらにいい状況だった.

 交差点までひきかえしてドローンをあげた.

 戸室山方面.

 金腐川沿いの実習予定ルート.

  高度をあげての戸室山方面.廃棄物処理センターもみえる.

 金腐川のあたりをみおろしてみる.

 さらに高度をあげて.

 高度をさげながらの観察.

 さらに高度をさげる.

 金腐川の河道上空まで高度をさげて露頭状況をみてみる.

 河道の中は植生がやはり深い.

 

  • Camera: Ricoh WG-4 Silver and Ricoh WG-4 Lemon Yellow, and DJI Mavic Mini
  • Lens: Ricoh Zoom Lens 4.5-18mm, f.2.0-4.9